第3期チャンピオン大会(結果:2017.3/5)

 

 

 

それでは、早速、皆さんのネタをご覧下さい

                                                                                              

比梅津よろしかば

 「本業はピンなのに!大喜利で来てしまいました!」

 セミがなかったとはいえ、点が出にくい大喜利なのに! ファイナルに来てしまいました! 

大喜利

第1・2問【画像で一言】

       

 

 ・4桁の数字を見ると興奮する人が眺めて一旦沈静化するも、「インタープラグ」から「8823」を想像して結局興奮した 

  

 

       

 

 ・これをTwitterのアイコンにしている人が全世界で137人もいた

  

 

 

 第3・4問【穴埋め】

  以下の文の空欄を埋めてください。

   怯えないで もう○○○は△△△じゃない

    

     ・怯えないで もうおじいさんったら、朝ご飯は昨日食べたじゃない

 

 

   行け○○○のごとく △△△の□□□

 

      ・行けアンパンマンのごとく 愛や勇気といった概念の友達となるのだ

 

 

 第5・6問【あいうえお作文】

   「ぬのきれ」のそれぞれを頭文字にして作文してください。

      ぬ:濡れた足でリングに
      の:乗り込んで
      き:キックしてくる
      れ:レスラー

 

 

   「はげたか」のそれぞれを頭文字にして作文してください。

      は:はじめましての方ははじめまして、はじめてじゃない方はお久しぶりです!
      げ:ゲーム実況の方初めていきたいと思います!
      た:「田吾作クエスト」というですね、
      か:架空のゲームをやっていきたいと思います…

     

 

 

 

 第7・8問【ショートコント埋め】

  以下の役名/台詞を埋めてください。

   プリンター:今日は何をプリントアウトしてやろうか

   :

   プリンター:くそ、こんなものを俺様がプリントしなきゃいけないなんて

   :

   プリンター:

   :

   プリンター:癖になっちゃう。

   ・プリンター:今日は何をプリントアウトしてやろうか
    持ち主:架空の親戚の葬式に出席した証明書を印刷するぞ!
    プリンター:くそ、こんなものを俺様がプリントしなきゃいけないなんて
    持ち主:これが今週分!従姉妹の旦那の叔父!
    プリンター:おい、さっそく9等身も離れているぞ!いいのか!?
    持ち主:そしてこれが来週分!祖父の兄の玄孫の異母兄弟だ!
    プリンター:癖になっちゃう。

 

 

  以下の役名/台詞を埋めてください。

    CD:出たな偽CD。

   DVD:ちげぇよ。

      :

    CD:誰だお前は。

      :

   DVD:こいつの方が偽CDなんじゃねぇの。

 

   ・CD:出たな偽CD。
    DVD:ちげぇよ。
    AC:ぽぽぽぽーん。
    CD:誰だお前は。
    AC:C(こだま)D(でしょうか)。
    DVD:こいつの方が偽CDなんじゃねぇの。 

 

 

 

 

 第9・10問【単語で作文】

  「親指」「裏面」「歯ぎしり」を全て使って(順番問わず)文を作ってください。

 

    ・おてての親指の裏面を合わせながら歯ぎしり、な〜〜む〜〜(ギギギギギギ)

 

 

  「右」「カード」「槍」を全て使って(順番問わず)文を作ってください。

 

    ・期限の切れたTポイントカードに貯めようとすると右頬を槍で突いてくる公務員

 

 

 

 第11・12・13・14問【ノンジャンル】

  スカイツリーと東京タワーが戦ったら、どちらがどんな決まり手で勝つでしょう。   

 

    ・まだ昭和なので東京タワーの不戦勝

 

   親知らずを気付かれずに抜く方法を教えてください。 

 

    ・腕利きの万引き犯に盗ませる

 

 

    影のうすい足の小指の存在を日々感じる方法を教えてください。

 

    ・タンス☆マンとして、出会う人々の足の小指にぶつかる活動を行う

 

 

    ごちょーん放送500回記念回で管理人が設けそうな特別ルールとは。

 

    ・後期高齢者は+20KB

 

???/1090KB

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは比梅津よろしかばさんのネタをご覧頂きました。

審査員の方々にコメントを頂こうと思いますが、大喜利なので点数以外ないですね。

しかし、まぁ、

大喜利でファイナル進出なんてスゴいですね。特に今期は枠がかなり減ったのに。

  

 

それでは次のコンビに参りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しあわせになりたい

 今期まとめ
 ミッドナイト清純異性交遊/大森靖子 https://www.youtube.com/watch?v=WdQ6wmap8U4
 奇跡を祈ることはもうしない/ハルカトミユキ https://www.youtube.com/watch?v=Vg7q3Fhw3N8
 君が思い出になる前に/スピッツ https://www.youtube.com/watch?v=LrwC2Xu2POs
 W.W.D/でんぱ組.inc https://www.youtube.com/watch?v=QddDPHoJOyA
 マジックミラー/大森靖子 https://www.youtube.com/watch?v=0YFG6BCQZFU

 管理人が見落としていたと思われるまとめをして下さいました。
コント/マジックミラー

美咲:やっほ、りこ、わざわざこんなカフェに呼び出しちゃってごめんね。

りこ:全然!むしろ久しぶりに会えて嬉しい!
   あと、こんなカフェってのもカフェに失礼では。

美咲:ちょっとゴタゴタしててお金なくてさ。お金あったらこんな三流カフェ来ないのに。

りこ:本当に失礼なのかよ。

美咲:それにしても、本当久しぶりだね、大学卒業して以来だし、3年ぶりぐらいかな?

りこ:あー、そのくらいだね。ちょくちょく連絡はとってたけどね。
   で、何?頼みたいことって?

美咲:実はあたし……結婚することになったんだ。

りこ:えっ!おめでとう!すごい!おめでとう!!

美咲:それでさ……結婚式出て欲しくて。

りこ:もちろん出るよ!当たり前じゃん!!

美咲:ありがとうりこ!!

りこ:なんだ、頼みたいことってそういうことかー。突然呼び出されたから壺でも売りつけられるのかと思っちゃった!

美咲:いや、実はここからが頼みたいこと、なんだけど……。

りこ:うん?

美咲:職場の友人として出てくれないかなって……。

りこ:え?

美咲:だから、職場の友人ってことにしてくれない……?

りこ:えっ……美咲ちゃん職場に友達いないんだっけ。

美咲:いるわよ、いるけど。

りこ:だよね、職場の友達と遊びに行った写真とかSNSに上げてたもんね。

美咲:あの人たちは呼ばないの。

りこ:なんで?実は嫌いとかそういう奴?

美咲:いや……そういうわけじゃないんだけど……。

りこ:どうしたの?
   確か建築会社の庶務やってるんだよね、だから職場の友人が男ばっかりでちょっと気まずいとか?

美咲:いや、そういうことでもなく……。

りこ:あ、だよね、考えてみたらSNSに上げてる写真、女の子の友達ばっかりだったもんね。
   そりゃ建築会社でも別に女子いるよね。じゃあ、なんで?

美咲:嘘ついてましたー!!!!あたし、りこにも嘘ついてましたー!!!!

りこ:!?

美咲:あたしは建築会社の庶務なんかやってませーん!!!!!ごめんなさいー!!!!!!

りこ:えっ……もしかして美咲、仕事してないの?

美咲:いやいや違うの!仕事はしてるの!SNSに上げてる写真もちゃんと同僚なの!!

りこ:な、なんだ……じゃあ連れてくればいいじゃん……。

美咲:その、私の本当の仕事は、風俗嬢なの……。

りこ:…………えっ?

美咲:だから!あたしの仕事は!!風俗嬢なの!!!!!!

りこ:わ、わかった……わかったからカフェで大声で叫ぶのはやめよ……多分やめたほうがいい……。

美咲:だから、あの同僚もみんな風俗嬢なの。夫にも風俗やってるの内緒にしてるし、呼びたくない、バレたくないの……。

りこ:な、なるほど……。

美咲:最初は普通に同僚に嘘ついてもらうのがありかなって思ったけど、なんかのきっかけでバレないとも限らないじゃない?

りこ:ま、まぁ……無くはないかも。

美咲:例えばりこが嘘ついてるのがバレたとしても、それは最悪会社に友達が居なかったから嘘ついてた、で通せるかなって。

りこ:そう思われるほうがまだマシ、ってこと?

美咲:そう。どうせ寿退社だから友達いなくても関係ないし。できれば嫌だけど……。

りこ:なるほど……でも、そんなに風俗嬢って恥じることかな?

美咲:りこ……。

りこ:それに伴侶に嘘つき通すのも大変じゃない?結婚式は乗り切れても、いつか何かのきっかけでバレちゃうかも。

美咲:りこ…………。

りこ:正直に言ったらきっとわかってくれるって。風俗嬢だって立派な仕事だよ……。

美咲:…………あんたに風俗嬢の何がわかるのよ!!!

りこ:えぇ……説得されそうな雰囲気出てたじゃん……。

美咲:風俗嬢なんて恥じらうべき仕事なのよ!!あたしは楽してお金を稼ぎたくて逃げたのよ!!

りこ:そこまで言わなくても……風俗嬢だって大変でしょ……。

美咲:マグロ専門店だから天井見てれば終わるのよ。

りこ:どういう需要なんだ……。

美咲:それに、あたしはこのチャンスを逃したくないの。正直に言って婚約破棄なんて例よく聞くわよ。

りこ:まあ、確かに……。

美咲:だからお願い!りこ!!お願いだから結婚式職場代表として出て!!

りこ:うーん……。

美咲:大丈夫、建築会社の庶務についてたくさん資料入手してきたから!!何があっても対応できる!!

りこ:が、頑張ったんだねぇ……。

美咲:報酬も出すから!!夫の口座からこっそり抜くから!!

りこ:基本的に夫を欺くことに抵抗がないんだねぇ……。

美咲:お願い!!なんとか!!!

りこ:……多分、あたし以外を当たったほうがいいと思う……。

美咲:なんで!!なんで!!!あたしのこと嫌い!?あたしのこと本当は嫌いなの!?そうなの!?!?

りこ:いや、そういうわけじゃ無くさ……。

美咲:きっとそうなんだわ友達だと思ってたのにー!!!!!!

りこ:落ち着いて、落ち着いて。違うの。協力してあげたいのは山々なんだけど、その……。

美咲:何よ!「〜〜してあげたいのは山々」って言う人は大体ハナから協力する気ない例が多いわよ!!

りこ:確かに、確かにだけど、違うの……。

美咲:じゃあなんなのよ!!!

りこ:……あたし今AV女優だから、もっとややこしくなると思うの。

美咲:あれーーーー!?

りこ:AV女優が風俗も始めたパターンかな、とか、風俗嬢がAVデビューしたパターンかな、とか、考えられちゃうの。

美咲:いやいや、その前に、えっ、AV女優やってるの?

りこ:えぇ。しかも自分で言うのもなんだけど、まあまあ、売れてる。

美咲:でもちょっとよかった……自分の性を売り物にしているのは私だけではなかった……。

りこ:そんな表現して欲しくないけど……。

美咲:まあでもそれじゃ結婚式には呼べないわね……。ってか来ないでほしい……。来んな……。

りこ:そこまで言わなくてもいいじゃん!?

美咲:あたしはそういうの捨てていきたいの、ごめんね?

りこ:浅ましい、浅ましいよ美咲!浅ましすぎるよ美咲!!

美咲:だって売れてるんでしょ、速攻でバレるじゃん。AV女優と友達なんて思われたくない……。

りこ:自分も風俗嬢だったんでしょ!!そう言うところ受け入れて行こうよ!ねえ!!

美咲:無理無理〜。

りこ:最悪だよ美咲!そんな軽い無理で否定するなんて!!そう言う子だとは思わなかった!!

美咲:玉の輿なんだもん!名家の長男なの!!
   逃したくないの!!逃すようなことがあったらダメなの!!しあわせになりたい!!

りこ:知るか!!結婚式行ってやるからな!!教会の窓に張り付いて風俗嬢だってバラしてやる!!

美咲:どこのダスティンホフマンなのよ!!

りこ:……まあ、冗談。
   あたしは今の仕事にも誇り持ってるし、ちょっと言い方が嫌だったのは本当。
   でも、幸せになるにはそう言うことも必要なのかもしれない……。
   あたしと美咲の縁はここで切れちゃうかもしれないけど、幸せになりなよ。

美咲:りこ……あたしが間違ってた……。

りこ:美咲…………。

美咲:このカフェ、素晴らしいカフェだよ。こんなに大声で叫び合ってたのに怒られないなんて。

りこ:そこじゃねえ。
???/1090KB

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけでしあわせになりたいさんでした。

それではBONBORIさんのコメントです。

自分の性欲を飄々とひけらかす二人の会話が面白かったです。
 それでいて下品な言葉に頼るのではなく、無理のない言葉でドラマを広げている所に、好感を持ちました。

 

ひろちょびさんのコメントです。

設定の作り方がものすごい理想的ですね。しっかりしたネタだったと思います。

 

コレはどのような点が飛び出すのか。

 

それでは次のコンビに行きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霜山寛治

 WHOOOOOO!俺が!8823を!マグネッツを!ひろちょびを1倒す!倒す!
 WHOOOOOOO!ヴァイプスは満タン!WHOOOOOO!
 よろしくお願いします。

 2位通過扱いですが、1位の惑星Daydreamと同点で今期を終えた。他の出場者を倒す!倒す!実力は充分か。
語り/舞ペルシャ湾

「うわああああ。助けて殺されるううううう」
仕事で一年の間、日本からベルリンに出張することになった僕。だけど、今、ベルリンに殺されかけてる。
「殺してやる!不躾な東洋人め、ベルリンの大地に埋まれえい!!」
ベルリンの地に、無礼にも土足で踏み込んだ僕に、ベルリンはとてもお怒りの様子だった。ベルリンは地鳴りを上げて、濁流のように襲いかかってくるのだ。
確かに「ベルリンへの第一歩は必ず裸足で踏み入るように」という旅のしおりの一文を見逃した僕も悪いが、それでもこんなに怒るとは思わなかった。
必死に助けを乞いながら逃げ続ける僕。だけど足がもつれて、勢いよく転んでしまった。
「フッハッハ!追い詰めたぞ東洋人!貴様はこれで終わりだあああ!!」
ベルリンは高笑いしながら僕との距離を詰める。もうだめだ。僕はベルリンに飲み込まれて死ぬのだ。そう悟った時、目の前に巨大な影が現れた。
「我を忘れたベルリンよ、鎮まりたまえ!」
その姿はとても麗しく、瑞々しく、水も滴るようで、とういうより水そのもので、なんていうかもうデカイ水の塊で。
そう、それはペルシャ湾だった。
僕の前に立ったペルシャ湾は、ベルリンに向かって踊りを舞い始めた。それは思わず見とれてしまうくらい綺麗で、水しぶきが飛んでくるから凄く涼しくて、誰もが息を飲んでしまうような魅力的な舞だった。
先程まであれほど激昂していたベルリンも、ペルシャ湾の舞を見て、すっかり落ち着いたようだった。
「すまねえな。また観光客をベルリンの化石にするところだったぜ。ありがとよ!」
笑顔を見せたベルリンは、そのままベルリンの大地へと戻った。
ペルシャ湾は僕の方を振り向いて、「大丈夫だった」とニッと笑って言ってくれた。その笑顔がなんだか女の子らしくて、思わずドキッとしてしまった。
「ありがとう、君は命の恩人だ。お礼をさせてくれ。何でもするよ」
僕は腰を上げて彼女にそう言った。少し間が空いた後、彼女は「じゃあ、一つお願いを聞いて欲しい」と申し訳なさそうに答えた。


ここで話すのもどうかと思ったので、自分の下宿先の社員寮に、ペルシャ湾を誘った。
部屋のベットに座ったペルシャ湾は、申し訳なさそうに部屋全体を濡らしながら口を開いた。
「実はね、この間私のお父さんペルシャ湾が死んでしまったの。だから、お葬式を開くことになったんだけど、そのお金が足りなくて……」
彼女は恥ずかしそうに顔を隠した。
「それでヒドイお母さんペルシャ湾がね、ウチにはお金が足りないから、アンタが風俗にでも行って稼いで来なさいって私に言ったの。だからもう私、どうしたらいいのか分からなくなって……!!」
ついに感情が高ぶったペルシャ湾は、わんわんと。湾湾と。泣きはじめた。部屋全体がビチャビチャになって、僕の全身もビシャビシャになった。
僕の命を救ってくれたペルシャ湾が、身を売ろうかと悩んでいたなんて。ずぶ濡れになりながら僕は彼女のお母さんペルシャ湾に激しい怒りを感じた。
僕は着けていた高級腕時計を彼女に渡し、「これを質屋に持っていけ」と言った。ペルシャ湾は驚きの表情を見せた後「ありがとう」と叫んで僕に抱きついた。
彼女に抱擁されるととても気持ちよかったが、つい溺れそうになってしまったので僕は必死で彼女から離れた。僕らはしばらく見つめ合った後、お互いに笑いあった。


なんて湾ダフルな出会いだっただろうか。僕とペルシャ湾はお互いが恩人になり、そして惹かれあった。その後も僕と彼女は何度も部屋で会うことになった。
殺風景だった僕の部屋に、ペルシャ湾がポツンと座っているその光景は、なんというかもう、絶景だった。
「私はね、十五さいの時から踊りを習わされて、今は舞踏団の踊り子をやっているんだ。ベルリンは私の大ファンで、よく劇場に見に来てくれるんだ。私の舞を見ると、仕事の疲れが癒されるんだって」
「へえ、それでベルリンは怒りを鎮めてくれたわけか。でも、君の踊りは本当に凄かったよ。こんな小劇場で働いていないで、バレリーナになって世界に挑戦してみればいいのに」
「うん、でもね、ペルシャ湾はバレリーナになれないんだ……」
「ああ、そういえばバレリーナは人間以外できなかったっけ……なんか、ゴメンね」
「ううん、いんだよ。私の踊りを褒めてくれて嬉しい」
いつもこんな感じで楽しく会話をした後、ペルシャ湾は僕の前で踊りだすのだ。
相変わらず見とれてしまうぐらい綺麗で、水しぶきがたくさん飛んできて、というよりドバドバ水が溢れ出して、いつだって僕の社員寮は激しく浸水するのだ。
そしてある日ついに他の仕事仲間から苦情が飛んできて、今すぐペルシャ湾と別れろさもないとお前を日本に送り返すという通告をされた。
僕が答えに戸惑っていると、友人の水掛け論が得意な本田君が間に入ってきて、激しい水掛け論を繰り広げてくれた結果、僕はペルシャ湾の家から仕事に通うことを許された。


寮を追い出されてしまったことを彼女は申し訳なく思っているようで、何度も謝っては水をダバーッと撒き散らした。
お母さんペルシャ湾はお父さんペルシャ湾の葬式の後、ボスニア湾の所に駆け落ちしてしまったらしく、家には僕とペルシャ湾の二人きりだった。
「貧乏な家庭でごめんね」と彼女は言った。確かに至るところが水でふやけてカビている。部屋の端では魚がピチピチ跳ねていた。
その日はとても暑かったので、部屋で二人きりになると、僕はペルシャ湾の中に飛び込んだ。
水の中はひんやりして気持ちよくて、僕は彼女の中を泳ぎ回った。水中深く潜ると魚も泳いでいたので僕はそれを素手で捕まえて、喜々として彼女に見せた。
「ああ、楽しいねえ」ペルシャ湾も嬉しそうに舞いながら笑ってくれた。僕は暑い日を迎える度、そうやって彼女の水の中に勢いよく飛び込んだ。
なんかそれがペルシャ湾流のセックスだったみたいで、僕とペルシャ湾の間に子どもが出来てしまった。メッチャビックリした。


さて、どうすればいいだろうか。僕は湾ー湾と叫びたい気持ちに襲われた。
彼女とは日本に帰るまでの付き合いにするつもりだったのに、これでは簡単に日本に帰れなくなった。
ペルシャ湾は一度に大量の子を産むようで、僕と彼女の間には十人の子どもペルシャ湾が出来てしまったのだ。
ペルシャ湾も「これからもずっと一緒に子どもペルシャ湾を産んで、大海原を作ろうね」とノリノリで言ったので、仕事のために日本に戻らなければならないと言い出せなくなった。
この間たまたま道ですれ違ったベルリンにも「大海原を作らなければ俺がお前を地に返す」と凄い形相で言われたので、ますます戻りづらくなった。
こうなってしまった以上、責任を取って一生この地でペルシャ湾と共に暮らすべきなのか。日本に帰る予定の前日に、友人の水掛け論が得意な本田君にこのことを相談すると、呆れた顔で言われた。
「お前は日本で大事な使命があるんだろ。ペルシャ湾には悪いけど、それを忘れちゃいけねえよ」
うん、それも分かっている。でもね。と僕が返すと、そっからは激しい水掛け論。水を掛けすぎて社員寮が再び浸水するほど白熱した討論を繰り広げた。
終いには彼が背負っている出身地の大阪府を投げつけられて、僕の背負っている兵庫県じゃ防ぎ切れず、押しつぶされて僕は気絶してしまった。


次に僕が目を覚ましたのは、帰りの船の上だった。
どういうことか理解が追いつかない僕は、同じく船に乗っていた水掛け論が得意な本田君に事の顛末を聞いた。どうやら僕が気絶している間に、彼がペルシャ湾の説得に向かっていたのだった。
ヤツは日本での使命があるから君とはいられない、と言うと、ペルシャ湾は怒りの舞を激しく踊り大きな嵐を撒き起こして本田君を襲った。
本田君は得意の水掛け論で対応して、その水と水とのぶつかり合いは、街中にとんでもない大雨を降り注がせた。そして本田君の出す水の量がペルシャ湾を上回り、彼は勝利した。
次に我を忘れたベルリンが本田君に襲いかかったが、彼は必死に大阪府を振り回して応戦して、ついにはベルリンにも勝利した。彼の今持っている大阪府の傷跡から、どれだけ壮絶な戦いを繰り広げたのかがよく分かった。
「許さない、絶対、絶対に仕返ししてやるから、その時を待っていろよ!」ペルシャ湾はそう叫んで、ベルリンと共に海の底に消えた。
つまり全て、本田君が解決してくれたのだ。僕は彼に感謝の気持ちと同時に、勝手に事件を解決させられてしまったという苛立ちを感じた。
嗚呼、水掛け論が得意な本田君の如き良き友は世にまた得がたかるべし。されど僕の脳裏に一点の彼を憎むこころ今日までも残れりけり……。





スポーツキャスター:ええ、以上が香川真司選手が十九歳の頃、ベルリンでの強化合宿で起きたドラマの顛末です。彼にこんな悲しい事件があったのですねぇ。
          しかし今となっては水掛け論が得意な本田圭佑選手とは、共に同じコートでボールを追いかけ合う戦友となりました。この事件があってこそ、あの信頼関係が生まれた訳ですねぇ。
          さあいよいよ明日から始まりますサッカーワールドカップ第一戦。日本は宿敵、ドイツとぶつかります。
          ドイツのサッカーはなんと言ってもペルシャ湾とその子どもペルシャ湾の十一人が一丸となって大海原を作り、それが濁流となって相手をかっさらうという豪快な攻撃力を持つチームです。
          その上全員が踊るようにボールをコントロールすることから、サッカー界の舞姫とも呼ばれています。森鴎外の作品みたいな異名ですね!
          ドイツ代表のベルリン監督も、キャプテンのペルシャ湾も、打倒日本、打倒香川、打倒本田を掲げており、日本に勝利したら兵庫県をペルシャ湾にするとまで宣告しています。
          さあ、果たして香川と本田のVSドイツ対策のために磨き上げた技、兵庫大阪サーフィンは炸裂するのでしょうか!
          白熱した試合模様になるであろうこの一戦、どうか皆さま、お見逃しなく!頑張れニッポン!目指せ、ナンバー湾!
???/1090KB

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで霜山寛治さんのネタでした。

まずは、8823さんのコメントです。

シュールというよりはただただ常軌を逸した状態のネタだったと思います。

 

続いて、マグネッツさんのコメントです。

 

 

上科「第1期のファイナルに紛れ込んでしまった、誰ぞのピンネタとは違い、きっちり評価されている香りがしますね。」

 

では、次のコンビです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

惑星Daydream

 arisa:よろしくお願いします!!
 kento:毎回締め切りを守れずにすみません!!

 今回のファイナル投稿、実は締切に間に合ったネタは無…いや、なんでもないです。
漫才/少々希望小

arisa:惑星Daydreamです。

kento:よろしくお願いします。

arisa:最近、誰かに監視されてる気がする。

kento:あんまり人前で言わない方がいいかもしれないね。

arisa:目が13個ある狐がタンスの裏に、ベッドの下に、スプレー缶のガス部分に、
    紛れ込んで私を見張っているのが見えたの。

kento:薬なしでも生きられるようになるといいね。

arisa:確かに、あの日はイソジンを3ℓ飲んだ日……。

kento:何故。

arisa:目が13個ある狐が喉に入ってくのが見えて。殺菌を。

kento:すでに幻覚見てんじゃねえか。

arisa:日本は今妖狐の一族に裏で支配されてますから。

kento:また突拍子不足な。

arisa:知らないのも無理はないわ。マスコミやSNSに圧力をかけて情報を封鎖してるの。

kento:SNSすらも。

arisa:私が真実を伝えるべく初めたTwitterのアカウントももう使えなくなった。

kento:妄言を規制する規則はなかったはずだが。

arisa:奴らは私の記憶からパスワードを奪ったの。

kento:忘れたんだね。

arisa:真実を知る者に対して、妖狐はその他にも様々な嫌がらせを行っているのよ。

kento:俺が妖狐なら嫌がらせず殺すけどな。

arisa:賞味期限前の食材を腐らせて、私の腹を壊させようとしたり。

kento:ちゃんと保存方法守ったか?

arisa:興味のないカタログを家に送りつけたり。

kento:カタログってそういうとこあるよな。

arisa:あと、放火してきたり。

kento:事情が変わった。

arisa:ここ2年で5回火事にあってる。

kento:妖狐かはわからないが、何者かの嫌がらせはありそう。

arisa:妖狐に操られた人間の仕業かも。

kento:獣風情に操られる人間もかわいそう。

arisa:今日のお客さんの中にも、操られている人間がいるかもしれない。

kento:せっかく見てくれてる人も疑うのかよ。

arisa:この中で操られてるよ、あたしのこと監視してるよ、って人どのくらいいますかー?

kento:居ても手挙げねえし、居ねえよ。

arisa:じゃあ、妖狐VS人間の最終戦争で妖狐側についていこうと考えてるしょうもない奴いますか?

kento:イメージが浮かびにくいよ。

arisa:じゃあ、いたずらに一律禁煙にするよりも喫煙者、非喫煙者両方に住みよいような分煙を進めるべきだ、って考えてる人はいますかー?

kento:急に普通にアンケートを取るなよ。

arisa:ご協力ありがとうございました。今手をあげた人たちの顔、覚えたからな。

kento:分煙に何か恨みでもあるのかよ。

arisa:喫煙者としてはどうしても。

kento:分煙すら許せない喫煙者なんなんだよ。

arisa:お前らがいくら分煙を臨もうと、私はどこでもタバコを吸う。

kento:そういう奴がいるから喫煙者が嫌われるんだ。

arisa:そんなことよりどうやったら妖狐の嫌がらせを止めれるか考えてきたの。

kento:お前の嫌煙者への嫌がらせも止めような。

arisa:聖書を読みながら考えたの。

kento:お前が聖書をバイブルにするなよ。

arisa:目には目を、歯には歯を、嫌がらせには嫌がらせを。

kento:戦争はなくならないのか。

arisa:ということで妖狐への嫌がらせ計画を発表していくね。

kento:止めるべきな気はしている。

arisa:まず、妖狐を捕らえ、実家の地下牢に連れ込もうと思うの。

kento:実家に、地下牢。

arisa:実家って言っても母方ね。

kento:そこが気になっているわけではなかったが。

arisa:ただ問題はどうやって捕らえるか。

kento:どうするんだ。

arisa:狐と言えば油揚げ。それを利用しない手は無い。

kento:妖狐になってもそこは変わらないのかな。

arisa:まず妖狐をおびき出すために油揚げを路上に撒くわ。
    その油揚げには麻酔毒を含ませておくの。これで簡単に妖狐が捕らえられる。

kento:それに引っかかる知能なら、恐れることはないだろ。

arisa:確かに。

kento:日本を影で操れる奴が路上の油揚げに引っかかってはいけない。

arisa:じゃあ路上に権力者を撒くわ。それならきっと妖狐としても擦り寄り、騙し、操りたいはず。

kento:まず、権力者は路上に撒かれることを良しとしないのでは。

arisa:まず権力者を捕らえることから始めるべきか。

kento:遠回りかな。

arisa:まず権力者の大好きな金を路上に撒いて。

kento:権力者以外の方が目が無さそうだが。

arisa:路上撒き路線は諦めるか……。

kento:そうだな。

arisa:美味しい油揚げを紹介するアフィリエイトブログを開設して、オフ会を開催することでおびき寄せるわ。

kento:まあそのぐらいが落とし所か。落とし所なのか??

arisa:で、まあ隙をついて地下牢に連れ込むと。

kento:まあ油揚げに麻酔毒染み込ませるなりなんなり。なんなり??

arisa:問題は地下牢に連れ込んだ後。

kento:地下牢に入れられるだけでもなかなかの嫌がらせだが。

arisa:アウシュビッツの手法を取り込むとどうなると思う?

kento:もっと嫌がらせしてくる人が増えると思うな。

arisa:やめよう。

kento:国によってはすでに手遅れかもしれない所だった。

arisa:やっぱり、精神を磨耗させる嫌がらせがいいよね。

kento:お笑いのネタとは思えないセリフ。

arisa:赤いきつねだけめちゃくちゃ返品される映像を流すとかね。

kento:嫌がらせが遠回しすぎないかい。

arisa:ものすごい異臭がする油揚げを与え続けるとかね。

kento:油揚げ自体が嫌いになりそうだな。

arisa:でも仲間の妖狐が助けに来るかもしれない。なんて悪い奴。

kento:この瞬間の悪役はarisaの方だからな。

arisa:FCのドンキーコングJr.のボスがマリオみたいなもの?

kento:その例えが本当にわかりやすいのかは吟味した方がいい。

arisa:とりあえず簡単に助け出されないように、実家を要塞に改装しないといけないよね。

kento:ちゃんと母方の親族に許可取れよ。

arisa:銃やら戦車やらも大量に配備しないと。

kento:ちゃんと国家に許可取れよ。

arisa:国家は操られてる。

kento:では、無理だ。

arisa:終わった。

kento:法の範囲内でセキュリティを強化していけよ。

arisa:有刺鉄線はすり抜けるし、高い塀でも飛び越されるし、鍵を沢山かけても扉を溶かされる……。

kento:妖狐チートか。

arisa:重火器以外に道はないの。

kento:そもそも、地下牢に閉じ込めておけないのでは。

arisa:はっ……FUCK FOX。

kento:語呂の良い悪口かよ。

arisa:計画は練り直しかぁ……イライラしてきちゃった。タバコ吸お。(カチッ、スパー)

kento:本当にどこでも吸うのかよ。

arisa:……冷たい目線を感じる。妖狐が私にまた嫌がらせをしようとしている気がする。

kento:冷たい目線の理由に気づくことができろ。

arisa:何よ。理由って。

kento:うん、とりあえずタバコの火を消せ。

arisa:タバコの火って消せるの?消し方教えて?

kento:いや、知らずに今まで吸ってたのかよ。そりゃ火事にもあうわ。やっぱり嫌がらせされてないだろ。寝ろ。

arisa:以上です。
???/1090KB

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


惑星Daydreamさんのネタでした。

では、8823さんのコメントです。

【ツッコミの味があってよかったと思います。
 イロモノ感のあるボケをうまく拾っているなあと思いました。】

 

続いて、アホな管理人のコメントです。

【ツッコミにキラーワードが多く、ツッコミで笑いをとっていく感じでしたね。】

 

 

 

ツッコミに定評がありますね。

  

では、次のコンビです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インタープラグ

 綿谷 今回、皆様のおかげで3連覇を達成したと言うこt
 八神 気が早い気が早い。
 綿谷 あ、そうですか。
 八神 これが果たして現実となるか?見てください。
 二人 どうぞ!

 3連覇を達成する事はできるのでしょうか。無敵のチャンピオン、インタープラグ!
コント/待ち合わせ

八神 ・・・警察手帳?・・・警察の方ですか?

綿谷 中央警察署の綿谷一郎と申します。ちょっとお尋ねしたいことがありまして・・・。

八神 聞き込み調査ってやつ?

綿谷 ええ。すぐに終わりますんで、お時間いただいてもよろしいでしょうか?

八神 (腕時計を見る)いいですよ。何か事件があったんですか?

綿谷 ありがとうございます。実はですね、昨晩、3丁目にあるマンションに空き巣が入ったという通報がありまして。

八神 そうなんですか?あそこに見えるマンションですよね?

綿谷 ええ。幸い、怪我人はいないのですが、住人の金庫が盗難の被害に遭いまして、犯人はまだ逃走中なんです。

八神 へぇ~・・・。

綿谷 ですので、昨晩何か不審な人物を見かけていたり、変わった事がなかったのか、このあたりにお住まいの方に聞き込みを行っているのですが・・・何か昨晩変わった事とかありませんでしたかね?

八神 う~ん・・・特に変わったことはなかったと思いますよ。ずっと家にいましたし・・・。

綿谷 そうですか・・・犯行があったのは昨晩の2時ごろなんですけど、その時間帯何をされていましたか?

八神 深夜2時?家で寝ていましたよ。

綿谷 そうですか・・・それを証明できる人って誰かいます?あ、家族の方以外で・・・。

八神 ・・・え?ちょっと待ってくださいよ、もしかして、俺が犯人だって疑っています?

綿谷 あ、いやいや!そういうわけではないんですよ!一応そういうのも聞くことになっていまして。それに、マンションの防犯カメラに犯人と思われる男性の顔が映っていましたし。

八神 あ、そうなんですか?・・・その犯人の顔って、どんな顔です?

綿谷 えっと・・・手配書があるので・・・見ます?(手配書を渡す)

八神 何だ、それなら最初から見せてくださいよ・・・どれどれ・・・(手配書を受け取る)・・・。

綿谷 え~っと・・・その男性に、見覚えとかありますでしょうか?

八神 ・・・あんた犯人だろ!?

綿谷 !!

八神 いや、この手配書の顔とお巡りさんの顔そっくり・・・ってか同じじゃないですか!!え!?なにこれ!?どういうこと!?

綿谷 ちょ、待って!お兄さん落ち着いてください!!これは私ではありません!!

八神 そんなわけあるか!!似顔絵の下に書いてある身体的特徴も・・・全部一致してるじゃねえか!身長とか体格とか推定の年齢とか!!110番してやる!!

綿谷 違うんです違うんです!!私の話を聞いてください!!私にはちゃんとアリバイもあります!

八神 は!?

綿谷 この防犯カメラの映像の時間、私は中央署で書類の整理を行っていました!同僚が2人も一緒にいましたし、空き巣をしたのは私ではありません!それに、仮に自分が犯人だったとして、自分の顔の描かれた手配書を持って聞き込み調査なんてするわけないじゃないですか!

八神 た、確かに、それだと何がしたいのかわからないな・・・!じゃあこの手配書に写ってるこの人はお巡りさんじゃなきゃあ誰なんですか!?

綿谷 ・・・恐らく、私の弟です・・・。

八神 ・・・弟?

綿谷 私の弟は・・・次郎は、私と見た目はそっくりでしたが、性格は真反対でした小さい時から悪さばかりしていて、高校も中退し、ここ数年は連絡も取れなくなっています・・・。

八神 はぁ・・・。

綿谷 いったいどこをほっつき歩いているのか・・・私はもちろん、家族も、次郎の友人さえも行方を知らないんです・・・。

八神 ・・・。

綿谷 でも、もしこの男が次郎なら・・・たとえ家族でも、血を分けた兄弟でも、彼を逮捕します・・・!それが、私たち、警察の役目なんです・・・!

八神 ・・・お巡りさん・・・。

綿谷 すみません、余計なことを話してしまいましたね・・・。

八神 い、いえ・・・!そ、そういう事情があったんですね

綿谷 ちなみに、この説明は本日10回目です・・・!

八神 ・・・あ、他の聞き込みした人にも同じような説明されてるんですね・・・だから手配書見せたくなかったのか・・・それはともかく、お巡りさんにそっくりな人を見かけたら、警察に連絡しますよ。

綿谷 ありがとうございます!捜査のご協力、感謝します!それでは、失礼します。(舞台下手へ退場)

八神 ・・・身内が犯罪者だなんて、絶対に辛いだろうな・・・それも自分にそっくりな兄弟が・・・改めて見てみると、本当にそっくりだな、お巡りさんと犯人。

綿谷 (舞台上手から登場)くっ・・・!はあっ・・・!はあっ・・・!何なんだよ一体・・・!?

八神 ・・・あ。

綿谷 今日はおかしい・・・!街を歩いているだけなのに・・・何でみんな僕を見るたびに追いかけたりしてくるんだ・・・!

八神 (綿谷に近づく)

綿谷 で、でも、あの意味の分からない追手は振り切ったぞ・・・!でも、これからどうすればいいんだ・・・?あ、警察に行けば助けてくれるかも・・・?

八神 (ガシッ!!!)捕まえた!!!

綿谷 ぎゃあ!!!何事!!!?

八神 捕まえたぞこの空き巣野郎!!さあ、警察に連れて行くからな!!覚悟を決めろよ!

綿谷 痛い痛い!!何なんですかあなた!?いきなり襲い掛かってきて!警察呼びますよ!?

八神 警察呼ばれて困るのはあんたの方だろうが!さあ、警察に行くぞ!!綿谷次郎!!

綿谷 え!?ちょ、待って!落ち着いてください!!僕は確かに綿谷だけど、次郎じゃありません!

八神 は!?

綿谷 ぼ、僕は綿谷三郎!!綿谷次郎は、僕の兄の名前です!!

八神 ・・・!証拠はあるのかよ!?

綿谷 証拠!?・・・あ、僕のズボンのポケットの財布に免許証入ってるから!それ見てくださいよぉ!!

八神 (綿谷のズボンのポケットから財布を取り出す)・・・綿谷三郎・・・生年月日は?

綿谷 1986年、昭和61年の8月4日ですよぉ・・・!

八神 ・・・し、失礼しました!(パッ)・・・いやいや・・・本当に申し訳ない!あ、財布と免許証、お返しします!

綿谷 痛たたた・・・それよりも、なぜ僕の名前と兄の名前をあなたは知っているんですか・・・?初対面ですよね?

八神 実はさっき警察官に、昨日の夜、3丁目のマンションに空き巣があったということを聞かされて、この手配書の男に見覚えがないかを聞かれたんですよ。この紙、見てください。(手配書を見せる)

綿谷 え?・・・次郎兄さん!次郎兄さんじゃないか!

八神 そう・・・それで、この似顔絵にそっくりだったあなたを取り押さえてしまったんです・・・その・・・すみませんでした・・・。

綿谷 い、いえ・・・それにしても、次郎兄さん、この町にいたなんて・・・あ!だから道行く人が僕のことを追いかけてきたのかよ!僕と次郎兄さんを勘違いして!

八神 あなたも大分苦労されているみたいですね・・・早く、あなたのもう一人の兄が逮捕してくれればいいのですが・・・。

綿谷 な、何で僕にもう一人兄がいるって知ってるんですか!?

八神 さっきこの手配書くれたのがその一郎兄さんだからね・・・。

綿谷 そ、そうだったんですね・・・!それにしても、次郎兄さんはひどい奴だ!こいつのせいで僕は見ず知らずの人に追われる毎日になってしまう!

八神 こういう時はどうするのがいいんだろうか・・・1回警察に行って、事情を説明した方がいいんじゃないですか?このままだとあなたずっと無実の罪で追い回され続けますよ?

綿谷 そ、そうですね・・・でも、何も悪いことしていないのに警察に行くのもなあ・・・あ、それじゃあ帽子とサングラスとマスクをつけて外出するようにします!それじゃあ!(舞台下手に退場)

八神 あ、ちょっと!その方が目立って怪しいと思いますけど!おーい!!・・・行っちゃったよ・・・大丈夫かなあ・・・それにしても、お巡りさんに弟がもう一人いたなんて・・・。

綿谷 (舞台上手から登場)

八神 ・・・あ。

綿谷 (ベンチに座り、本を読み始める)

八神 ・・・次郎さ~ん・・・?

綿谷 ・・・。

八神 ・・・四郎さ~ん・・・?

綿谷 ・・・。

八神 ・・・五郎さ~ん・・・?

綿谷 ん・・・もしかして、私の事呼びました?

八神 あ!やっぱりそうだ!血のつながった人だった!

綿谷 ちょ・・・何言ってるんですか・・・?もしかして、兄か弟の知り合いの方・・・?

八神 あ、六郎から先の存在も判明した・・・そ、それより、あなたが綿谷次郎でないならば、この町から出て行った方がいいですよ?

綿谷 は?何を言っているんですか?

八神 実は、先ほど警察の方に聞き込み調査を受けまして。昨日の夜2時ごろ、3丁目のマンションに空き巣が入り、金庫が盗まれたらしいんですよ。

綿谷 はあ。

八神 それで、犯人の綿谷次郎は逃走中。

綿谷 ・・・次郎兄さんが!?

八神 やっぱり兄弟だったんですね・・・ほら、この手配書見てくださいよ。

綿谷 ・・・ほ、本当だ・・・この顔は間違いなく次郎兄さん・・・。

八神 どうでも良いけど、兄弟とはいえよくこいつが一郎や三郎じゃなくて次郎だって見抜けるな・・・。

綿谷 ・・・え?これって僕の身もやばくないですか?自他共に認めるそっくりな兄が逃走中って・・・勘違いされる可能性ありますよね・・・?

八神 う、うん。

綿谷 まずいな・・・このままだと見ず知らずの人に追われる毎日を送ることになってしまう。一郎兄さんは警察官だから大丈夫だろうけど、要領の悪い三郎兄さんあたりは変な対策を打って状況を悪化させそうだな・・・。

八神 うん、三郎の対策案のだめっぷりには、俺もあきれていたところです。それにしても、兄弟でそっくりだと何かと不便でしょ?

綿谷 まあ、慣れっこですけどね・・・自分のやったいいことがきょうだい別のやつの手柄になったり、別のやつの悪事が私のせいになったり・・・。

八神 切ないな・・・同じ見た目でも、中身が違うのに。

綿谷 まあ、私たちきょうだいそれぞれに個人を見分けてくれるような相手がいればいいんですけどね・・・おっと、こんな話をしている場合じゃなかった。わざわざ注意していただいて、ありがとうございます。では。(舞台下手に退場)

八神 はいは~い、気をつけて~・・・同じ兄弟とは思えない冷静さだな。三郎の駄目さが際立ったよ。

綿谷 (舞台上手から登場)

八神 あ。

綿谷 ・・・。

八神 ・・・。

綿谷 ふぁ~あ・・・いい天気だな~・・・。

八神 ・・・。

綿谷 ・・・。

八神 ・・・ど れ だ よ ! ! ! ?

綿谷 うわっ!?びっくりした!!

八神 お前綿谷家の何男だよ!?なんか特徴をアピールしろよ!!

綿谷 え!?ろ、六郎だけど!!六男だけど!!?・・・え!?誰だよって俺に言ったの!?こっちこそ誰だよって言いたいんですけど!?

八神 あ、ああ失礼しました。私は八神って言います。

綿谷 は、始めまして・・・え?マジで誰?初対面だよね?何で俺が綿谷だって知ってんの?

八神 実は訳あってあなたの兄弟と知り合いになったんだけど・・・とりあえず次郎じゃないなら町から出て行ったほうが良いぞ。

綿谷 は!?なに言ってんの!?お前になんでこの町から出て行かなきゃならないとか言われないきゃあいけないわけ!?次郎兄さんとか今関係ないし!

八神 関係あるんだよ・・・昨日の夜、3丁目のマンションに空き巣が入って金庫が盗まれたんだよ。で、犯人がお前の兄の綿谷次郎なわけ。

綿谷 え!?次郎兄さんが!?嘘だろ!?素行が悪かったけどここまでのことをするなんて・・・ん?・・・いやいやいや・・・俺じゃないって言うのが分かってるんだったらやっぱり関係ないじゃん!

八神 だから・・・この手配書見ろよ・・・。

綿谷 手配書・・・いや、何言ってんのかさっぱりわかんねえよ・・・俺じゃなくて、次郎兄さんの名前と写真が載ってるだけじゃん!

八神 ・・・お前は馬鹿だなぁ~・・・。

綿谷 見ず知らずの人に馬鹿呼ばわりされた!?

八神 察しろよ、お前ら兄弟のこと知らない人からしたらこの手配書見た瞬間にお前のこと捕まえに来るよ?兄弟皆同じ顔なんだから。

綿谷 え!?そんなこと起こるの!?誤認逮捕とかされるの!?

八神 少なくとも警察に通報行くと思うよ?・・・と言うか、お前そっくりな兄弟が何人もいる人生を送ってきたんだったらそれくらいのこと予測しろよ。五郎を見習えよ。あいつ俺のちょっとの説明で自分が置かれている状態の危険性をすぐに見抜いたよ?自分の立場って言うかキャラのかぶりについてもっと深刻に考えろよ馬鹿野郎。

綿谷 冷静に罵倒してくるなお前!?で、でも何の罪も犯していない俺が捕まるなんてこと・・・。

八神 実際に一郎は聞き込み中に犯人だと間違われてるし、三郎は既に町民に追われ始めてるからね?

綿谷 やっべぇ!!既に兄さんたちの生活が脅かされている!!

八神 つまりはお前も同じ立場なんだから一刻も早く何とかしたほうが良いぞ?金太郎飴みたいに同じ顔なんだから。

綿谷 そ、そうか!忠告してくれてありがとう!と、兎に角町から出る準備をしなきゃ!!(舞台下手に退場)

八神 早くしろよ~・・・あいつは理解力ないな~・・・五郎の爪の垢を煎じて飲ませたいくらいだわ・・・。

綿谷 (舞台上手から登場)

八神 あ。

綿谷 ・・・。

八神 ・・・。

綿谷 ・・・。

八神 ・・・金庫。

綿谷 っ!何で知ってる・・・あっ。

八神 いたぞ!!犯人だ!!!綿谷次郎がいたぞぉぉ!!!!!!!!!

綿谷 な、何だあいつは!?よく分んないけどばれた!!!!(舞台下手に退場)

八神 あ!!逃げやがった!!待てこらぁ!!!!(舞台下手に退場)










綿谷 (舞台上手から登場)何だ何だ!?綿谷次郎がいたって言う声がした気がしたけど!

八神 くそっ!!何処に行ったんだ!?(舞台下手から登場)あ!一郎さん!

綿谷 さっきのお兄さん!・・・あれ!?呼び方がお巡りさんだったのが変化してる!?

八神 そこ今はどうだって良いでしょ!?それよりも次郎がいたぞ!!あっちのほうに逃げていった!!!

綿谷 本当ですか!!? 

八神 本当!!でも、三郎とか五郎もいるから間違えちゃ駄目ですよ!!(舞台下手に退場)

綿谷 人の弟を間違い呼ばわり!!?(舞台下手に退場)











八神 (舞台上手から登場)ちっ!何処に行きやがった!?

綿谷 (舞台下手から登場)マスクもサングラスもしたし、これで大丈夫だ・・・!

八神 いたぁぁぁぁぁ!!!!(ガシッ!!!)

綿谷 どわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!三郎!!僕は三郎!!!!

八神 三郎!!?くっそ外れかよ!!

綿谷 外れ!?ってかさっき会った人じゃないですか!

八神 そんなことより、次郎がさっきこの辺を通ったんだけど見なかったか!?

綿谷 み、見てないです・・・と言うか、さっきからマスクの誠でサングラスが曇っちゃって曇っちゃって。

八神 外せ!!どっちも外せ!!!ただでさえややこしいんだからそんな変装したら余計に怪しいから!!

綿谷 わ、分かりました!(サングラスとマスクを外す)

八神 ・・・ややこしいんだよお前の顔!!!(舞台下手に退場)

綿谷 どうしろっていうんだ!?(舞台上手に退場)










八神 (舞台上手から登場)くそぉ・・・完全に振り切られた!

綿谷 (舞台下手から登場)分かった。すぐにそっちに向かう。(ピッ)あ、さっき注意をしてくれた・・・。

八神 え?ああ、八神です・・・ずばり、五郎でしょ!?

綿谷 そうです。

八神 イエスっ!!

綿谷 え?綿谷家きょうだい当てゲームでもやっているんですか?

八神 やってねえよ!それより、さっきこのあたりを次郎が通ったんだ!

綿谷 ああ、さっき一郎兄さんにあって事情を聞きました。

八神 兄弟同士での接触があった!?俺のいないところで!!

綿谷 いや、別にそれはあっても良いでしょ。それより、向こうで次郎兄さんを見たって言う連絡を四郎兄さんから受けたんで、今すぐそっちに向かいます。

八神 ・・・四郎にはまだ会ってない!

綿谷 知らないですけど。とりあえず、僕はそっちに向かいますんで。失礼します。(舞台上手に退場)

八神 ・・・見たい!!ここまで来たら四郎に会いたい!!(舞台上手に退場)









八神 (舞台下手から登場)四郎~!!四郎は何処だ~!!

綿谷 (舞台上手から登場)あ、さっきの人だ!八神ー!!

八神 ・・・なんだ、六郎かよ・・・。

綿谷 あれ!?すっごいガッカリされてる!?名前呼んだだけなのに!?

八神 今一番あってもうだつが上がらないよお前は。三郎よりひどいよ。あーあ・・・。

綿谷 そこまで!?・・・あ、でもでも、俺のことを一発で見抜いたのは、俺のこと気にかけていたからってことだろ?

八神 いや、お前以外に名前名乗ってないから、お前が名前を呼んだ時点でお前が次郎でも四郎でもないって言うのに気づいただけだよ。あーあ。

綿谷 明らかにテンション下がってるな!?

八神 まあ、次郎か四郎みつけたら呼んでくれよ。(舞台上手に退場)

綿谷 ・・・俺が何をしたって言うんだ・・・。(舞台下手に退場)










八神 (舞台下手から登場)六郎に会ったせいでなんか白けたな・・・そもそも俺が首を突っ込むような事案じゃないんだよな・・・。

綿谷 (舞台上手から登場)・・・。

八神 あ。

綿谷 ・・・次郎兄さん・・・五郎が言うにはこの辺にいるって言ってたけど・・・。

八神 四郎だぁぁぁ!!!!!!!

綿谷 うわっ!!!?

八神 四郎だ四郎だ!綿谷四郎だ!!!綿谷四郎ですよね!!あの!綿谷家四男の綿谷四郎ですよね!!!

綿谷 そ、そうですけど・・・あんた誰?

八神 八神ですよ!!

綿谷 ・・・いや、その・・・始めまして・・・。

八神 すっげえ!!これでそろった!あ、握手してください!!

綿谷 ・・・何この人!!超怖えぇ!!!!(舞台上手に退場)

八神 あ!!待ってくれよぉぉぉ!!!(舞台上手に退場)








綿谷 (舞台上手から登場)はぁっ・・・はぁっ・・・撒いたか・・・?(舞台下手に退場)









綿谷 まったく、紛らわしい事しないでくださいよ!!(舞台上手から登場)

八神 (舞台上手から登場)いやぁ、すみません。

綿谷 あなたが思いっ切り追いかけているから次郎を見つけたと思ったのに・・・。

八神 俺も何であそこまで四郎を追いかけたのかまったく分からないですわ・・・。

綿谷 何の罪もない弟に手錠をかけてしまいましたよ!

八神 俺も、全然知らない人と握手しちゃったよ・・・意味が分からん冷静になったら。

綿谷 ん・・・あ!!次郎!!待てぇ!!(舞台下手に退場)

八神 えっ!!あ!あんなところに!!(舞台下手に退場)










綿谷 (舞台上手から登場)次郎兄さーん!(舞台下手に退場)










綿谷 (舞台上手から登場)次郎兄さんっ!(舞台下手に退場)










綿谷 (舞台上手から登場)次郎兄さん!(舞台下手に退場)








綿谷 (舞台上手から登場)次郎兄さぁん!(舞台下手に退場)










綿谷(次郎、もう観念するんだ!)
綿谷(うるせえ!離せ!離しやがれ!)
綿谷(じ、次郎兄さん!もうやめなよ!)
綿谷(そうだよ!三郎兄さんの言うとおりだ!一郎兄さんについていくんだ!)
綿谷(六郎、次郎兄さんの足を押さえて。)
綿谷(分かった五郎兄さん!)

八神(うっわ、改めてみて誰が誰だかさっぱりわからねえ)










(パーポー パーポー パーポー・・・)

八神 (舞台下手から登場)やれやれ・・・一件落着だな・・・無事に次郎は捕まったし、俺も感謝状もらえたりして・・・。(腕時計を見る)

綿谷 (舞台上手から登場)

八神 それにしても、あんなに見た目そっくりなんだったら恋人とかできたときどうなるんだろ・・・。

綿谷 あ、いたいた!八神さ~ん!お待たせ~!

八神 おぅ、待ってないよ。

綿谷 ごめんね、早めに着くつもりで家から出たんだけど、途中で色んな人に勘違いされちゃって・・・。

八神 勘違い?なんかよく分んないけど、災難だったな。

綿谷 なんか、私の兄さんと私のことをみんなが勘違いしてて・・・そんなに兄さんと私って似てるのかしらね・・・。

八神 仮に似てても、俺は七子を間違えたりしないよ・・・あれ?
???/1090KB

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ディフェンディングチャンピオンのインタープラグさんでした。

どこぞのアホのコメント。

設定が良いですね。
 読み始めではこのまま最後までいけるのかなとも思いましたが、読み終わってみればいらない心配でしたね。】

 

続いて、ひろちょびさんのコメントです。

悔しいですが、三連覇もあるんじゃないでしょうか。

 

これは、どのような結果が出るのでしょうか。

 

                                                                             

さぁ、全ネタ披露が終わりました。

さて、チャンピオンになるのは…!?

 
inserted by FC2 system